To Celebrate May the 4th, Disney+ series ‘Obi-Wan Kenobi’ dropped New Trailer : ユアン・マクレガーのジェダイの騎士が帰ってくる Disney+ の配信シリーズ「オビ=ワン・ケノービ」が、スター・ウォーズの日を祝したつもりが、それを言っちゃあ、おしまいよ的な苦笑を誘う逆効果の新しい予告編をリリース ! !

「ザ・マンダロリアン」の成功の理由のひとつとしては、過去の「スター・ウォーズ」の作品とは無関係の…


まったくの新たに創造したキャラクターのディン・ジャリン(ペドロ・パスカル)を主人公にしたことで、物語は自由に未知の展開を繰り広げる可能性を持てたから、サーガのファンの視聴者も既存の知識にもとづいて、先行きを見通すことができないため、このあと、どうなるんだろう…?!とワクワクできた…

Trailer : Obi-Wan Kenobi


…のに対し、あくまでも前日譚トリロジーの完結編「シスの復讐」(2005年)の結末から約10年後…を描く続編であると同時に、「新たなる希望」(1977年)に向けての前日譚の位置づけとなる「オビ=ワン・ケノービ」は…、


すでによく知られた2本の映画に挟まれてることで、オビ=ワン(ユアン・マクレガー)とダース・ベイダー化したアナキン(ヘイデン・クリステンセン)との再戦をほのめかして、期待を煽っても、この配信シリーズでは決着がつかず、両者の戦いは「新たなる希望」に持ち越される結末が、あらかじめネタバレしてるわけですから、例えばアニメ「フォース・オブ・デスティニー」のように過去の映画では描かれなかった「知られざる小さな逸話」を物語る方向性を選ぶこともできたはずですが、そうではなくて、あくまでも「シスの復讐」の続編にこだわったように観受けられる「オビ=ワン・ケノービ」は…、

「シスの復讐」の結末では、アナキンとパドメ(雷神ナタリー・ポートマン)との間に産まれた双子のルークとレイアをシスから守るため、ヨーダと相談して、双子の素性を隠し、別々に育てることにしたオビ=ワンが、砂漠の惑星タトゥイーンを訪れ、秘かにルークの身を守るのなら、まだしも、帝国軍に追われてるお尋ね者の危険人物のオビ=ワンが、あろうことか、ルークを預けた育ての親のオーウェン(ジョエル・エッジャートン)の前に大胆に現われ…、

「いざという時に備えて、ルークを鍛えなければならない…」と今さら身勝手に申し出たらしい挙げ句、今や我が子として、ルークに愛情を注いでいるらしい義父オーウェンから「自分たちのことは放っておいてくれ」と突っぱねられたばかりか、「お前が教育したルークの親父はどうなったんだ…!!」と、つまり、オビ=ワンが弟子のアナキンの教育に失敗したことが、すべての元凶のように、それを言っちゃあ、おしまいよ的な指摘をされ、ツッコミに返す言葉がないユアン・マクレガーが目をそらす姿を晒したことで、主人公のオビ=ワンが子どもをもて遊ぶ無責任な愚か者のように観えてしまっています…。よって…、

北米では今日の5月4日の水曜日が、“ May the 4th ” の “「スター・ウォーズ」の日 ” であることを祝して、「オビ=ワン・ケノービ」の新しい予告編とポスターを披露したディズニー・ルーカスフィルムでしたが、オビ=ワンがマヌケに観える上 ↑ の予告編は、覚醒トリロジーが嫌われて失敗に終わり、「スター・ウォーズ」の映画シリーズが休止に追い込まれたのと同様に、またぞろ過去の人気キャラを安易に持ち出しただけで、物語の新鮮味や、観るべき内容はなく、ノスタルジーの郷愁を誘う「懐メロ」ならぬ「懐かシネマ」の上っ面だけの作品を量産する商法か…と否定的に受けとめられかねず、むしろ逆に期待値を下げたかもしれませんから、「新たなる希望」より前に、ルークがジェダイの修行をしないこともわかっているわけですし、どんなシーンをチラ観せするのか…?!は、もっとよく考えて選んだほうがよかったかもしれませんね…。


「ザ・マンダロリアン」シーズン①の第3話が高く評価されたデボラ・チョウ監督が全6話を単独で手がけた「スター・ウォーズ」の新しい配信シリーズ「オビ=ワン・ケノービ」は、今月5月末の27日の金曜日に初回と第2話まとめて一気にリリースのあと、残りの4話は毎週の水曜日に配信!!、最終回にたどり着くのは翌6月の22日の予定です…!!

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注目の共演者として、「スター・ウォーズ」と同じ SF のジャンルに変わったと揶揄されている「ワイルド・スピード」シリーズのサン・カンが、アニメ・シリーズの「レベルス」に登場したインクィズィター、つまり尋問官のブラザー・フィフスを演じているほか、「クイーンズ・ギャンビット」(2020年)のモージス・イングラム、Amazon の配信シリーズ「カーニバル・ロウ」のインディラ・ヴァルマ、TVシリーズ「ホームランド」のルパート・フレンド、「アンカット・ジェムズ」(2019年)のベニー・サフディ監督、そして、マーベルのヒーロー映画「エターナルズ」(2021年)の超人戦士のクメイル・ナンジアニも参戦しています…!!