Trailer for Netflix Series ' Maid ' : マーゴット・ロビーが仕掛け人をつとめて、マーガレット・クアリーとアンディ・マクダウェルの母と娘の共演を実現し、最低賃金でトイレを掃除し、書くことで自らを救ったシングルマザーの物語を配信シリーズ化した「メイドの手帖」の予告編 ! !
90年代の人気映画の「グリーン・カード」(1990年)や「恋はデジャ・ブ」(1993年)、そして…、
「フォー・ウェディングス・アンド・ア・フューネラル」(1994年)が大好き!!と、つまり、角川映画の「ルビー・カイロ」(1992年)にも主演したアンディ・マクダウェル現在63歳が懐かしいベテランの映画ファンの方にはうれしい配信シリーズを、ハーレー・クインがプロデュースしてくれました…!!と言っても…、
Trailer : Maid
アンディ・マクダウェルが主演ではなく、彼女の愛娘のマーガレット・クアリーが主人公のシンママのアレックス役を演じている「メイドの手帖」の予告編の初公開です…!!
プロデューサーのマーゴット・ロビーとは「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」(2019年)で共演した間柄のマーガレット・クアリー扮するシンママのモデルの作家のステファニー・ランドは(↓)、1978年に中流階級の家庭に生まれ、ワシントン州で育ちましたが、16歳の少女のころに交通事故に遭ったことから…、
Photo Credit: © Stephanie Land. All Rights Reserved.
いわゆる PTSD の心的外傷後ストレス障害を患い、その心の痛みも影響し、成人してから貧困におちいって、幼い娘を抱えながら、行き着くさきのないメイドの仕事に従事するシンママになってしまうことに…。しかしながら、そうした厳しい日常を綴った回想録がベストセラーとなり、自分の才能と努力によって、人生を切り拓いた女性ですが…、
そのステファニーが、2019年に発表した原作の回想録を「メイドの手帖: 最低賃金でトイレを掃除し、書くことで自らを救ったシングルマザーの物語」と題して、邦訳出版した双葉社の紹介によれば…
これは書かれる可能性が、ほとんどなかった物語だということを、どうぞ忘れないでいてほしい。今まで多くの女性が語ることができずにいた、多くの物語があることも、どうか忘れないでほしい。
シングルマザーとなった著者は、生活のために富裕層の家を掃除する「メイド」の仕事につく。自分を見えない幽霊のように扱う者たちの台所やトイレを磨く毎日。貧困、家庭内暴力を振るう元パートナーや、経済的自立を阻む恋人に、穴だらけの福祉、偏見の目、そして、誰からも尊重されない孤独の中、それら全てが低下させる自己肯定感に苛まれながらも、作家になる夢と、自らの解放を叶えていく。社会から不運にも疎外された者が地べたから見た格差社会の眺めと、少しずつでも自ら未来を変えていく希望を描いた回想録。
ひとり親であること、貧しいこと、生活保護受給者であること、家庭内暴力の被害者であること、セーフティネットとなる家族や地域共同体がないこと、最低賃金の非正規労働者であること、そして単に女性であることなど、現在の社会においていずれかひとつでも困難を帯びてしまう要素を何重にもまとわされ、差別と偏見に晒されたり、不都合を被る当事者としての苦悩と作家になる夢と娘への愛を原動力に少しずつ前進することを覚えていった著者のタフでパワフルな歩みが、日本においても同じ問題を抱えた人にとっての光となる力をもつ一冊です 。
発売早々全米ベストセラーとなり、オバマ元大統領の2019年のサマーリーディングリストと年間推薦図書にも選出。
…といった次第で、オバマ元大統領が薦める本のドラマ化であれば、観てみよう…と思った大人の方もいるに違いない「メイドの手帖」は、この秋の10月1日の金曜日に全10話が、Netflix から一気にまとめて配信リリース!!
マーガレット・クアリーの共演者は、前述のママのアンディ・マクダウェルのほかに、主にテレビシリーズでご活躍のトレイシー・ヴィラー、「エブリスィング、エブリスィング」(2017年)のアニカ・ノニ・ローズと、その難病ものめいた青春恋愛映画の佳作にも出演していた「ラブ、サイモン」(2018年)のサイモンのニック・ロビンソンらといった顔ぶれです…!!
© Netflix. All Rights Reserved.
貧困という現在の社会の深刻な問題を採りあげて、地に足のついた女性ドラマのように観受けられますから、大人の映画ファンの方にとっては、楽しみな作品ではないでしょうか…!!